■突然の長男の訃報

警察から長男が亡くなったと連絡があった時は、悲しみと同時に「ああ、やっぱりな。」というあきらめの気持ちがわき出ました。

 

夫も義父母も後継ぎになる長男をかわいがり、わがままさせ放題の甘やかせ放題でした。

その分、次男や長女には無関心というか、長男との扱いに大きな差があったため、『兄弟は平等に』という考えの私とは、いつも衝突していました。

 

次男と長女は自立心が高く、高校を卒業してからはバイトで学費を稼いで大学に行ったり、寮のある会社に就職して巣立って行きました。

しかし、長男は第一志望の大学受験に失敗した後、滑り止めで受かった大学も遊び呆けて留年になり、就職活動も失敗しました。

 

ニートで3年ほど家に居ましたが、さすがに夫も義父母も長男に愛想を尽かしてケンカが絶えなくなり、息子は一人暮らしをすると言って出ていきました。

その後もアルバイトが長く続かず、お金に困るとこっそり義母にねだるようなことをしていましたが、8年ほど前にぷっつりと連絡が取れなくなってしまいました。

 

長男が家を出てから20年が経っていましたので、亡くなったと聞いてもあまり驚きませんでした。

 

■亡き長男の借金を過払いで清算

長男は一人暮らしをしていて部屋で病死した、いわゆる孤独死でした。

そのため、借りていた部屋を整理して引上げなければならず、私と夫が長男の部屋を片付けに行きました。

 

部屋を片付けて出てきたのが、CFJやアコムといった消費者金融のカードでした。

CFJなどのカードがあるという事は、長男は借金をしていたという事なので、そのままにしていると私たちに借金がかかってくるという事で、大いにあわてました。

 

どうしたらよいか悩んでいた時に、友人から「弁護士ならCFJとかの借金がいくらあるか調べられるから、頼んでみたら?」と言われました。

その友人から紹介された弁護士に相談したところ、長男の借金の調査を快く受けてくれました。

 

その後の調査で、CFJに80万円、アコムに40万円借金がある事が分かりましたが、両方とも過払い請求が出来るので、借金ではなくむしろ90万円ほど過払い金が返ってくると聞いてびっくりしました。

 

亡くなった息子の過払い請求なので時間や手間はかかりましたが、無事に過払い請求が終わり、借金を背負わずに済みました。

その過払い金できちんとできなかった葬式の代わりに、息子の一周忌をすることができて、私の中で一区切りをつけることができました。