■認知症の父の借金

母から電話があり「お父さんのことだけど…。」と言われた時には嫌な予感がしました。

父は数年前から認知症の症状が出ており、一緒に暮らしている母が面倒を見ていましたが、父の認知症が進み精神的にも肉体的にも辛いという話でした。

 

要介護認定の見直しや成年後見人を決めることも視野に入れて、週末に母と話し合う事にしました。

 

3か月ぶりに会う母はげっそりやつれていて、ここ数カ月で認知症が進み、週1回ヘルパーが来てくれるだけでは到底お世話は無理だと泣き出してしまいました。

施設に入ってもらうにしてもすぐには空きがないだろうし、何より父名義のCFJの借金を年金から返済している状態ですから、金銭的にも余裕がないということでした。

 

一緒に来ていた妻が、「とりあえず1か月は平日の昼間は私も様子を見に行くし、週末はあなたが泊まり込んでみては?その間に介護認定の見直しをしてもらったり、成年後見人の手続きを進めたりすればいいだろうし。」と提案してくれたので、一旦はそのようにすることにしました。

 

■弁護士に相談して悩みが軽減

週末に実家に泊まり込む生活になったのですが、認知症が進んだ父の様子を見て、昼間にずっと来ている妻は大変だし、さらに一日中一緒にいる母はもっと大変だっただろうということが容易に想像できました。

 

母と妻と3人でいろいろ相談した中で出てきたのが、CFJの過払い請求でした。

過払い金がどのくらいになるかはわかりませんが、毎月の返済だけでもなくなれば負担は少なくなりますし、私も父がCFJに借金したまま被成年後見人になるのは嫌だったからです。

 

過払い請求のほかに成年後見人の手続きも必要であったため弁護士に相談したところ、成年後見人の手続きをして、その後に被成年後見人が代わりに過払い請求するということになりました。

 

弁護士は成年後見人や過払い請求の手続きをしてくれたのはもちろんのこと、父の介護や入所先のことを世間話で話したところ、いろいろとアドバイスや裏技的な話も教えてもらえ、いろいろと助かりました。

 

成年後見の手続きをしてCFJの過払い請求を終えるまでに1年弱かかりましたが、何とか父の療養先も見つかり、過払い金のおかげで父がしばらく入所しても金銭的に大丈夫になったのでほっと一息ついています。

 

母もようやく重荷を下ろせたようで、笑顔である事も増えてきたのですが、一緒に辛い介護を乗り越えてきた者同士なのか妻とも前にもまして仲良くなり、私を置いて1泊の温泉旅行に行ったりしています。