■借金まみれの亡父

父親が亡くなったと知らせを聞いた時には、悲しみよりもホッとした気持ちの方が大きかったです。

 

父は金遣いが荒く借金まみれで、子どもの頃から極貧生活を送っていました。

母が中学生の時に亡くなると、私が夜間学校に通い生活費と弟の学費を捻出し、高校を卒業してからは弟が高校を卒業するまで、昼の正社員の仕事の他に、夜にバイトをして家計を支えていました。

 

弟が就職して寮に入ったのを機に自分も家を出て、それ以来父とはほぼかかわりを持たないようにしていました。

それでも時折、父から借金の頼みで連絡がありましたがガンとして断り、弟にも近づけないようにしていました。

 

あれから20年以上たち、入院していた父が亡くなったと病院から連絡があり、しぶしぶ病院まで出向きました。

一応、父の遺体は火葬場に直送したものの、住んでいたアパートの引き払いもしなければいけませんし、何より借金があってそのまま相続ということがあっては大変なので、父のアパートの荷物を整理することにしました。

弟と父のアパートに行ったのですが、やはりレイクやCFJといったところに借金をしていた明細が出てきてげんなりしました。

 

■やはりあった借金。しかし

自分が後始末をして最後は相続放棄をするので、弟は先に相続放棄をするように言うと、弟もあっさり手続きをすると言いました。

 

アパートを引き払ってから1週間後に弟から相続放棄したと連絡があり、自分一人で相続関係の手続きが出来るようになってから、弁護士に亡父のCFJなどの借金の相談をしました。

相続放棄を勧められるかと思いきや、過払い請求すれば借金ではなく過払い金が手に入るかもと言われました。

 

「亡父の借金なのに?」と思ったのですが、過払い金が発生している借金ならば相続人が請求できると言われびっくりしました。

特に父の場合、CFJやレイクに30年以上借金していたうえに、借金額も大きかったのでかなりの金額になるかもと言われ、過払い金の調査をしてもらうことにしました。

 

亡くなった人の過払い調査ということで時間はかかりましたが、CFJやレイクなどの合計4社の過払い金が790万円にもなると聞いて驚きました。

最終的に弁護士費用を引いても700万円以上の返金がありました。

 

弟と半分ずつにしようと言ったのですが、「家計を支えてくれて高校を卒業できたのも兄貴のおかげなんだからもらえないよ。」と言われ、受け取ってもらえませんでした。

結局、私が預かるという形で落ち着きましたが、弁護士に相談をしていなければ相続も借金問題もうまくいかなかっただろうなと思います。