Q. 消費者金融のマルフクでお金を借りていましたがCFJに請求できますか?
A. CFJは債権譲渡を受ける前の過払い金を承継しないという判決が、2011年3月22日に最高裁で出たことにより、マルフクで発生した過払いに関しては、一連計算をしてCFJに請求をするのがむずかしくなりました。
■CFJに債権譲渡する前に発生したマルフクの過払いは時効を迎えている
ディックがマルフクから債権などの譲渡契約を交わしたのは2002年頃で、その後ディックはCFJになりました。
このように、消費者金融が吸収・合併を繰り返すと、請求先はどの会社か、消滅時効はいつなのかといったことが、とてもわかりづらくなります。
2002年にあなたがマルフクと取引をしていた債権がCFJに渡ったとすると、2002年以前に発生した過払いは、すでに時効を迎えています。
一連取引が認められれば、2002年以降の取引と一緒にCFJに請求できるのですが、最高裁の判例があるので、2002年以降の取引で時効が来ていないものについて過払いの請求を検討してください。
マルフクと同じようなケースが、消費者金融のタイヘイでも起きています。
やはり、債権がCFJに渡った際に、過払いは引き継がないという約束だったため、債権の譲渡を受ける前にタイヘイで発生したものは請求できないのです。
■CFJに新たな動きがある前に過払い請求をしよう
CFJの例でもわかるように、会社が変わると、請求をしても債権の行方を争ったりして、スムーズに立ちゆかなくなるケースも多いのです。
今後のCFJの動向に注目しつつ、CFJに過払いがある人は、新たな動きが出る前に早めに請求してください。
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